河北新報社主催・健康経営勉強会レポート 10.24
2023年10月24日（火）、河北新報社（宮城県仙台市）にて開催された健康経営勉強会にて、一般社団法人ヘルスマネジメントコネクトHMC健康経営研究所が運営協力として参加いたしました。当協会理事の佐藤がディスカッションに登壇、健康経営ゲームや脳傾向性診断の体験会も実施し、さまざまな角度から改めて「健康経営」を考えられるイベントとなりました。
第1部 ディスカッション 社員がいきいきと働くために
東北大学名誉教授、東北大学大学院医学系研究科 公衆衛生学 客員教授である辻一郎氏による基調講演「地域社会と共に栄える会社とは」からスタートした健康経営勉強会。
健康経営・健康投資の基本的な考え方から、健康経営銘柄・健康経営優良法人の現状をわかりやすく伝えていただきました。これからは「地域社会との連携と協働」がカギになるというお話、企業と地域が連携して取り組む事例をご紹介されました。
後半では「社員がいきいきと働くために」をテーマに、株式会社復建技術コンサルタントの木村達也氏、全国健康保険協会宮城支部（協会けんぽ）の高橋耕平氏、そして一般社団法人ヘルスマネジメントコネクトHMC健康経営研究所の佐藤利幸、3名によるディスカッションが行われました。
ディスカッションでは、健康経営のために取り組んでいることや健康経営を推進するメリット、今後取り組みたいことを共有。3名それぞれ異なる立場からのお話ではありましたが、従業員一人一人の意識を変えるためには工夫が必要であるとの認識は共通していました。
第2部 健康経営ゲーム・脳傾向性診断
本館ホールでは、事前に予約された方を対象に健康経営ゲームを実施。ファシリテーターは、健康経営ゲームの開発者でもある株式会社SUDACHI代表取締役の小川順大氏です。
健康経営ゲームは、健康の定義に沿って会社運営を擬似的に体験しながら、個人の健康状態が会社の業績に与える影響を実感できる体験型シミュレーションゲームです。
最初に与えられた「資金・体力・精神」という普段見えない健康資源を元手にプロジェクトを成功させ、会社の業績を上げ、役職ごとの個別ゴールを達成しなければいけません。つまりチームでコミュニケーションをとりながら進めていくゲームです。
ゲーム参加者は全員が初対面で、健康経営ゲームそのものが初参加。序盤はぎこちなさがあったものの、ゲームが進むにつれチームで盛り上がり、終了後は参加者から「このゲームは深い・社内でやったらどんな結果になるか気になる」といった感想が聞かれました。
また、別会場である交流会会場では株式会社ビジネスブレインアカデミー代表の井上始氏による、脳傾向性診断の体験会が開催されました。
脳傾向性診断は、脳科学者などによる学術監修付の診断です。スマートフォンでQRコードを読み込んで10分程度の質問に答えると、強みや弱み、精神状況などが数値として現れます。
人が抱える悩みのほとんどは人間関係の悩みと言われますが、社内で脳傾向性診断を実施することで自己認知や相互理解に繋がり、社内での人間関係の改善に役立ちます。
今回は井上氏を含む3名のブレインアナリストが、参加者の診断結果を個別で解説しました。参加者からは、「面白いほど当たってる！」「社内全員で受けたい」との声も聞かれ、会場は活気に満ちていました。
一般社団法人ヘルスマネジメントコネクトHMC健康経営研究所では、今後も健康経営を推進するための社内研修会やイベント開催などを実施してまいります。ご依頼やお問い合わせは、お問い合わせフォームより承ります。
